歴史講座「江戸時代、上富の作物-なぜ、川越いもはうまいのか-」を行いました。
- 大人向けのイベント
- 掲載日2020年2月19日
日時:2月8日(土)14:00-15:30
講師:鈴木義雄氏(当館職員・元歴史民俗資料館学芸員)
今回のテーマは、「江戸時代、上富の作物-なぜ、川越いもはうまいのか-」です。
三芳町の特産品である「富のいも」、その魅力あふれる歴史に迫りました。
当日は、実際の古文書をスクリーンに映して読み解きながら講座が進められました。
畑に何をどのような周期で植えていたのか、どの季節にどんな仕事をしていたのかなど、人々の暮らしを丁寧に読み進めることで、江戸時代に生きていた人々の息づかいが聞こえてくるようでした。
また、江戸との水運やさつまいもの卸売りの季節などの条件から、江戸のまちで「富のいも」がどのように愛されたか解説がなされました。
この講座で人気なのが、くずし字の解説コーナー。
難解なくずし字でも、鈴木講師が一字一字丁寧に読み下し、時代背景も交えて解説をすることで、内容がすんなりと入ってきます。
質問コーナーでは、参加された方から気になる疑問が数多く飛び出し、議論は白熱しました!
年を重ねるごとに魅力を増しているこの歴史講座、来年度も計画中ですので、ぜひご参加ください。
来年度の予定は、決まり次第、図書館のホームページなどに掲載します。
「富のいも」については、ふるさと絵本『おいしくなあれ富のいも』(請求記号:TEブルー3)でも分かりやすく紹介されています。中央図書館にて貸出を行っているほか、1冊1,000円にて有償頒布を行っております。ぜひこの機会にお手に取ってご覧ください。